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第3話 見たけど、これ欲しくなったのでポチった!!
破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)
初出社から3週間後。本社のほど近くにある回転
寿司店で、僕は、長尾貴之と、近藤大介の3人で、少し遅い昼食をとりながら話していた。
長尾と近藤は、僕が20歳の時に埼玉県の片田舎で、小さな喫
茶店を始めた時から一緒に仕事をしてきた創業メン
バーで、買収以前に経営していたデザイン会社の残務を整理してから、
オンデーズに合流してきていた。
この二人の他にも、 10名程のメン
バーを一緒に
オンデーズに引き連れて入社させており、起業時から苦楽を共にしてきた彼らは、当時、招かれざる客として
オンデーズ内で孤立する僕にとって、数少ない大事な応援団だった。
僕はレーンを流れる寿司を見つめながら呟くように言った。
「
オンデーズを再生するには、この回転
寿司店と同じようにならないとダメだな......」